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Oct 23, 2019

『Wedge(ウエッジ)』10月号「再考働き方改革」に思う

令和元年10月23日

『「時短、育休延長、テレワーク、フレックスタイム・・・。」日本企業は今、働き方改革の真っ只中にある。政府も「一億総活躍社会」の実現に向け、企業の実現に向け、企業の改革を後押しする。(中略)しかし、改革を進める一部の企業からは、働き方改革を疑問視する声が上がる。「改革自体が目的になっていないか。本当に生産性は上がっているか不安だ」「残業代のつかない課長にじぶんたちの仕事を肩代わりしてもらって、早く帰らされるのに違和感がある。」「時間削減に繋がる仕事が出来ていない。」などさまざまだ。」』との書き出しを読み、私が日頃働き方について思っていることを書くことにします。

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かつては、私が営んでいる介護事業では、『結婚=退職』というイメージが根強くありましたが、当法人では事業所内保育所を平成20年度の当時の21世紀財団の補助金を活用し、作りました。そのため早くに働きたいと言う職員は子どもの授乳の時間を確保して安心できる職場環境を整えていきました。また、子育てを優先したい職員には時短の環境も整えました。つまり、一日8時間勤務のところを6時間にして給与については8分の6の支払いと言うシステムです。但し、最近の傾向としてなかなか結婚する職員がいなくて保育所は開店休業状態なのですが・・・。

但し、介護業界で働く時間を少なくする為には職員の数を増やさなければいけないのですが、介護報酬の見直しで人件費増の配慮も必要ですが、そもそも介護人材の絶対数が足らない中で何をすべきなのか悩ましい話です。当施設の職員は結婚もしない代わりに退職もしないので何とか頑張れていて、今回の台風15号、19号による水害被害による支援に2人の職員を出すことが出来たのですが、本日岐阜県老人福祉施設協議会の正副委員長会議で「勤務割を考えると研修に出すのもなかなか難しい。」との意見が出て、私自身「この窮状を打開するには色々なハードルを越えなければいけないな。岐阜県老人福祉施設協議会会長として、全国老人福祉施設協議会総務・組織委員会委員長としてやれる手立てについては精一杯していかなければと考えています。

『働き方改革』を否定するものではありません。ただ一つ懸念しているのは、私も教育者の末席にいたものとして疑問に思っていることと重ねてみたのですが、『ゆとり教育』が標榜されてその結果教育界に何が起きたか。言うものがなではないでしょうか。仕事に対する責任が芽生え憎い職場環境は許されないものだと思っています。意欲のある若者の芽を摘むことなく日本の将来が明るいものになるために耳障りの良いことばかりを羅列するのではなく現実を直視して展開していくことこそ大切だと思います。意を尽くしませんが、リピーターの皆さん私の思いを少しでも汲んで頂けたら幸いです。