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Dec 22, 2018

平成30年度 災害派遣福祉チームD-WAT養成基礎研修のレポート

 H30.12.18 本館一階 伊藤 仁志

 12月13~14日、TKPガーデンシティPREMIUM博多駅前にて、災害派遣福祉チームD-WAT養成基礎研修が行われ、オブザーバーという形で参加させて頂きました。

岐阜県はD-CATという形で既に災害派遣福祉チームは作られておりますが、全国には未だないところも多くあります。これまで私はD-CATの研修にも幾つか参加させて頂きましたし、このD-WATとしても、北海道の地震で被災された方の施設へも派遣され、経験を積ませて頂いています。

この研修では、養成基礎研修ということで、ほぼ初めての方が多く、

一日目 講義 烏野 猛氏・D-WATの特徴と必要性、役割

・判例から見た大規模災害の危機水準と避難確保計画の作成

二日目 シュミレーション 都築 光一氏 ・災害発生時から出動までの手順

・被災施設での支援活動について

といった内容で行われました。

烏野先生は、D-WATの特徴は大まかに説明され、実際に事例を挙げながら、どう我々が活動するのか、また、それぞれの施設が災害時にどう役割を果たすべきか、備えるべきかの講義のないようで、いつも当施設で聞いているような、笑いを交えながら、わかりやすく説明して頂きました。

二日目のシュミレーションはグループワークで、私はオブザーバーでしたので、グループからは一歩離れての参加でしたが、実際を想定しながら、なにが必要か、どう活動するべきかをみんなで考えながら進めていきました。

このシュミレーションはD-CATでも行ってきましたが、どういった状況で派遣されるのか想像するだけでも難しく、できることをやる、やれることを準備する。といった感じで、非常に多くの難しい状況が予想され、素早く判断できる決断力も多いに必要だと感じています。

実際は東日本大震災のような大規模災害は別として、これまで岡山でも福島チームが派遣、活動し、9月に私も北海道でインフラの整った施設へ派遣されました。D-WATとして災害直後、迅速に派遣される事ができるのかどうかは疑問が残ります。当然、人的問題もあったり、派遣される方の安全の確保も重要だからです。気持ちはすぐにでも駆け付けたい。と思っていても、組織が大きいと迅速に対応するという意味では、たくさんの問題があるなと感じました。

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