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Sep 13, 2018

平成30年度、特別養護老人ホーム経営セミナー

えりかの里:北島 賢治

まず初めに、厚生労働省の福祉人材確保対策室室長補佐の谷内様の「介護人材確保の現状と今後の報告性について」のお話を聞くことができました。その中で、日本の人口の推移と予測の中で、今後は全ての企業が人材不足になるというお話がありました。そして介護職も高齢化が進む中で2020年から2025年の間に年間6万人程度の介護人材の確保が必要となってくるとのことでした。年間6万人の人材を確保するためにも、介護職の裾を広げることで、就業してみえない女性・他業種の方・障害者・中高年齢の方などに働いてもらうことで人材の確保してもらういたいとのことでした。しかし、ただ人材を確保するだけでは、介護職の資質・技能の向上も図っていく必要がありキャリアパスが見えにくい問題を改善していき、限られた人材を有効活用して取り組みを行っていなかいと、専門性が不明確な現状では人材確保が難しいという課題を教えてもらいました。このお話を聞いて、もっと積極的に研修へ参加知識や技能を身に付けながら資格も取得して自分自身が専門性の高い人材になれるように頑張ることが自分のためだけではなく施設のためにもなるように他の職員も巻き込んで取り組んでいきたいと思います。

2つ目のコマでは、さわらびグループCEO/DEOの山本左近様に「福祉人材の育成とダイバーシティーへの挑戦」のお話を聞かせてもらいました。さわらびグループでは2010年から2017年までに介護福祉候補生を42名も受け入れられて介護福祉士に4名が合格されてみえることを教えてもらえました。自分の施設の方が合格率は良いと感じましたが、やはりEPAの方が介護福祉士に合格するのは本当に難しいことも感じました。業務支援・学習支援・生活支援の方法の違いも分かりました。さわびらグループでの良い部分を取り入れていき、EPAの方の生活面と学習面の改善の必要性も感じました。EPAの人気が高くなっており、候補生の獲得することが以前よりも難しくなってきている現実も理解することが出来ました。自分の職場のEPAの方もSNSなどを活用しては、色々な人と情報交換を行ってみえる。EPAの方の希望を全て叶えるのではなく、もう少しEPAの方に配慮した環境作りを行っていくことで、当法人を選んでもらえるよう取り組みを行っていきたいと感じました。また、さわらびグループでも自分の職場と同じ問題を抱えてみえることが分かりました。EPAの方は、インドネシアで看護大学を卒業して資格を取得してから日本に来られるので、年齢が23年前後になってしまう。そこから3年間もしくは4年間働くと26歳前後になってしまい、日本とは違い結婚する適齢期が早いインドネシアではEPAの方が結婚に関して不安を両親が心配されて、介護福祉士に合格されて帰国されてしまう現実。このことはEPAの方と一緒に働く中で感じていたことだったので、介護福祉に合格されてからのサポートのお話を聞きたかったのですが、残念ながらお話されず終わってしまいました。この問題を解決しないと、短期的な人材は確保できても法人として長期的な人材の確保にはできないため、EPAの方に永住してもらえるような対策を考えてもらいたいと強く思った次第でした。