所在地マップ お問い合わせ よくある質問 在宅介護についての質問 個人情報保護方針 サイトマップ 
Jul 30, 2018

平成30年度東海北陸ブロック老人福祉施設研究大会

平成30年東海北陸ブロック老人福祉研究大会に参加して。

早瀬友貴

1日目:基調報告について

現在辞めていった介護職の理由として一番多かったのが業務に関連する心身の不調、腰痛でした。特に女性介護士はストレスをかかえやすく「肉体的、体力的に負担が大きい」「人命にかかわる緊張感」「女性が多い職場の人間関係の難しさ」があり、特に肉体的、体力的に負担がかかることが一番多い傾向にありました。現在全国で女性職員の方が多いのが現状です。トランスファー委員会として今後も職員の負担を減らせるよう介助の仕方を考えたり、教えあったりし負担を減らせるよう努力していこうとあらためて感じました。

2日目:第4分科会(「自立支援介護」尊厳を保持しその有する能力に応じ自立した日常生活を営むための取組)について

今回の発表の中に食べられなくなってきた利用者様にミールラウンドを行い食べてもらえるように取り組むという研究もありました。ミールラウンドとは医師や歯科医師、歯科衛生士、看護職員、栄養管理士、介護職員などが利用者様の食事している様子を見させてもらい姿勢や嚥下状態を観察し個別性に配慮した食事ができるようにしていくことをいいます。その施設では動画を記録するタブレッドやICレコーダー、咽頭マイクを使用して行っていました。その記録から問題点を把握し計画をたて実践していくとその利用者様は以前まで経管栄養だったのが口から食べられるようになり体重も5、8kg増加、体調も安定するようになったそうです。自分が担当するフロアで職員によってその利用者様に対する食事介助の仕方も違いバラバラだと感じることもありました。この研究を聞いて話し合い統一した食事介助が大切になると学びました。現在食事介助をしている利用者様の介助の仕方をフロアで話し合い安全で楽しい食事をしてもらえるようにしていこうと思いました。

ケアプランの立て方に取り組みがある研究もあり、自由奔放型(既成観念にとらわれない)職人型(凝り性、職人気質)アカデミック型(本物志向)人脈型(家族等サポートが充実している)マイルーム型(個室空間での過ごし方を大切にしている)の5種類に分け一人ずつ無作為に抽出しその5名でケアプランをたてるといったものがありました。その利用者様は書籍を出版するほど短歌が好きなのですが、たてたケアプランを実践していくとイベントやリハビリの参加も増え施設の歌もつくるなど生活が変化していったそうです。自分のフロアでも職員一人一人の得意なことを見つけ、様々な意見を取り入れて良い介護ができるよう他職種との連携を大切にしていこうと思いました。