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Jun 8, 2019

当施設の管理宿直者の意味と思い

令和元年6月8日

当施設において夜の体制は夜勤者5人と宿直者1人の6人体制です。平成10年5月の事業開始当初は、宿直代1回3600円(今は5000円)を施設長である私がすると、宿直手当を出さなくて良いと言う経費削減の意味と、私がすれば自分自身の安心感と言う意味で週に3回程宿直をしていたのですが、施設の夜の状況も少しづつ落ち着いてきたと言う事と地域の高齢者の活用と言う意味合いから少しづつ地域の高齢者雇用の手立てとして宿直をして頂く体制にしたのですが、ある時かつての入居者さんが入院されている病院で深夜に亡くなり家族から連絡があったにも関わらず宿直者が「よくわからんので、朝になって掛けなおして」との対応をされ、7時に出勤した職員に報告はされたものの時すでに遅しで、病院に駆け付けた時には自宅に帰られていて、悔しい思いをして、「やはり、管理直体制でないと後悔しなけれいけないことが起きる。」と考えて、それ以降の体制は「施設長に代わって対応出来る職員で宿直をしてもらう。」と決めて今も実践しています。勿論、報告・連絡・相談は何時であっても携帯でやり取りはしていますし、必要に応じて施設にも駆け付けています。(但し、施設が落ち着いていて、深夜の対応は激減しました。)「管理宿直」とは文字通り、管理者としての判断をして貰う為の宿直者です。今朝もこんな事がありました。それはメールで「早出の職員から家を出るのが少し遅くなり5分程遅刻しそうだ」との連絡を受けたので、宿直者に「出勤してきたら、急いできて事故でもしてはいけないので、急ぐことなく来るように指導しておくように。」と言うと、「そのように話をしておきました。」との答えが返ってきたので、改めて当施設の職員は施設長が考えていることを良く理解していてくれる。と、考え深いものがありました。言い続ける事も大切ですが信頼を置いた対応を私もしなければいけないとも思いました。

話は変わりますが、久しぶりにデイサービスの送迎で運転手を勤めました。どの家でも「理事長さん自ら運転されるんですね。」と言われるので「たまには家での様子を見るのも大切な事ですから」と答えました。利用者さんによっては「わー、理事長さんが迎えに来てくれて勿体ない」等と言われ、自惚れかも知れませんが、いつも以上に華やいだ車中だったのではないかと思いました。『やっぱり、現場主義はいいなあ』