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Jul 30, 2019

東海北陸ブロック 老人福祉施設研究大会に参加しました

伊藤岳彦

 

7月18日~19日、福井市で開催されました研究大会に参加させていただきました。18日には大会式典のほか、基調報告、記念講演がありました。

【基調報告】

老施協の成り立ちより変遷、組織的課題より国民から信頼される組織になることを目標に老施協ビジョン2035についての提案がありました。

【記念講演】

「医学からみた身体美学」をテーマに医師の木村加奈子先生より講演いただきました。これからの長寿社会にあわせ、健康寿命と平均寿命の開きを埋めるべくスマートプロジェクトをはじめ、利用者だけでなく我々職員やその家族に対しての講演となっており、ぜひ職場や家族に持ち帰って伝えたいと思えるありがたい企画でした。

【分科会】

19日は分科会となっており、第四分科会の「認知症ケアの実践」に参加させていただきました。「触感に特化したサポートアイテム」では、意思伝達の困難な利用者へのかかわり方として、触れたら落ち着く触感に特化したアイテムを手つくり、不穏状態の解消などについての効果の検証というものでした。興味深く面白い試みと思いましたが、落ち着けるサポートとしての役割としては良いとも思う反面、人の手より落ち着くものはあるのだろうか、と思いました。また、アイテムの選択も、無作為にいろいろ試すのではなく、生活歴よりいろいろなヒントを掘り下げて、その方その方にあったアイテムを思考していかなくては、一律に行っていては効果も得られないだろうと思いました。施設においては改めてその方その方にあったケアの大切さ、そのための生活歴等の大切さを感じました。一律のケアを行っていないか振り返りながらユニットケアに努めたいと思います。