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Jul 31, 2019

東海北陸ブロック老人福祉施設研究大会

今回7月18日、19日に行われた老人福祉施設研究大会に参加させていただきました。

テーマ「最後の一瞬まで自分らしく生きられる社会へ」

一日目は全体会で、全国老施協感謝状授与式、基調報告、木村加奈子氏による記念講演が行われました。

基調報告では、今後の介護現場によるロボット化の充実やICTを利用した会議の開催とネットワークの構築の話もありました。ロボット化は業務負担の軽減や効率的な働き方ができるとのことだが、その裏でホテルなどで活躍している接客ロボなどはロボットのメンテナンスなどで人手がかかってしまい、活躍台数が減っているとの事。どちらにせよメリット、デメリットがあるものの今後の介護現場にロボット化がどんどん取り込んでいく方針でありました。

木村加奈子氏の記念講演については、「食べてアンチエイジング」などの講演を通して予防医学の重要性を伝える取り組みを行っておられます。食べる事で体の中から元気に健康になろうという事です。また、腸がきれいな人は若くきれいにみえるなど医学的観点から分かりやすく説明して頂きました。

二日目は各分科会に分かれて研究発表を聞きました。私は第4分科会で、認知症ケアの実践についての研究内容でした。

認知症による周辺症状で帰宅願望や落ち着きがない方への対応方法や表情の変化を評価して介護に繋げていくフェイススケールの実践等が発表されていました。このフェイススケールは介護度が重度化になってきており意思疎通が難しい方でも表情の変化で汲み取り介護に繋げていけるいい取り組みだと感じました。今後取り組んでみたい研究は「リコールド法」という食生活によるものでアルツハイマー病治療にきくとされている方法で認知症の周辺症状がどのように改善されていくか研究してみたいです。