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Feb 15, 2020

都道府県・指定都市デイサービスセンター協議会代表者等研修会   研修報告

えりかの里:北島 賢治

 

令和2年2月10日に開催された都道府県・指定都市デイサービスセンター協議会代表者等研修会「バーセルインデックスをマスターする」に参加させて頂きました。

武藤デイサービス部会長の講義の中で、ADL維持等加算の取得している事業所は、かなり少ない現状の説明がありました。科学的介護を取り組むためにも、ADL加算の算定が可否ではなく、数値を持って科学的介護を取り組んでもらいたいとのお話がありました。そして、武藤部会長は「利用者の身体機能の向上だけではなく、QOLも大切にしてもらいたい。」とお話をされました。要介護度の改善だけが自立支援ではなく、利用者1人ひとりの生き方に寄り添う形で自立支援は無数に存在し、介護力向上講習会のオムツ外しだけが自立支援ではなく、データをとるためのケアではなく、「利用者の個性」に寄り添い、その自己実現を果たすためのケアが提供されることが理想であることも言われてみえました。介護度が軽くなることは本人にとっても良いことだと思います。でも、利用者は、何を本当に願っているのか考えることを自分自身が軽薄になっていたと振り返り感じました。利用者の方に1日でも長く自宅で過ごしてもらいたいという気持ちで仕事していただけで、利用者1人ひとりに向き合えていなかったに気づきました。

実践発表では、理学療法士の講師の方が加算を取得できなくても評価することが大切で、継続して評価することで利用者のADLを把握することが出来るので、バーセルインデックスを取り入れるべきと力説されてみえました。しっかりと理由も説明されて、通所介護においてもアウトカム評価が求められるようになり、サービス提供だけでなく、効果を出すことが必要になってくることと話されてみえました。この時に、自分の中で「機能訓練指導員がいないから加算が取れないから、取り組んでも…。」と思っていた気持ちが、加算取得できなくてもバーセルインデックスを取り組みたいという気持ちが湧きました。来年度から取り組んでいけるように準備して、ADL維持等加算の取得のためではなく、えりかの里のサービスの質の向上を図るために、まずは取り組んでいきます。