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Sep 22, 2020

4連休に思う

国民の休日は何の為にあるのかが今の祝日のあり方に甚だ疑問に思い朝早くから(今の時間は午前5時47分)コラムの原稿にします。

例えば昨日の祝日は『敬老の日』で本日が『秋分の日』と言う事ですが、私の記憶では『敬老の日』は9月15日だったのですが、連休の関係で移動するのは如何なものか。つまり、何の為の祝日なのかと思っています。『敬老の日』は『高齢者を敬う日』だとの感覚を持って過ごされている国民がどれだけおみえになるのか甚だ疑問です。

最も私的には「常に高齢者の方は敬うべき」と思っているので、わざわざ『敬老の日』を設ける必要はないとの考えでいたのですが、幹部職員の提案があり今は『敬老週間』と唱って行っています。しかしながら、10年も続くとその当時に提案した思いがしっかり伝わらないとややもすると形骸化してしまい「昨年もしていたので」と言う事になると『思い』がなくなり折角の企画も単なる行事になってしまう。

介護事業を展開している私にとって、年中無休が基本ですから祭日も休日も関係ない生活ですから「祭日なんて関係ない」と言う事ではなく、入居者さんや利用者さんとの会話であったり色んなイベントに活用させて頂いてます。

現に先般(19日)の振る舞い酒の時も入居者さんがお酒のおかわりを注がれながら「今日は何でこんな良い酒を頂けるの」と言われたので「敬老週間の初日での祝い酒です。」と答えると「そうか」と言われて美味しそうにお酒を飲まれていました。例えば10月10日は『体育の日』だったのがなくなっています。この日に設定されたのは1964年10月10日が東京オリンピックの記念すべき日にちなんでだと聞いています。もし今でもその日が祭日であれば、「東京オリンピックの開会式の日には、こんなことがあったな」との会話が飛び出す事でしょう。

そう言う意味も込めて当施設の敬老週間の最終日は松茸づくしのバイキングです。本部のある施設は緑に囲われた山の中にあります。だから当然の事ながら、50年程前には松茸が採れる山があちこちにありました。だから、多くの入居者さんは松茸の話題になると色々な話をして下さいます。今は本部のある今須では採れませんが、せめて松茸ご飯に松茸のお吸い物、七輪の炭火での焼き松茸を食べて頂く事で、思い出や武勇伝を目を輝かせて話してくだされば最高です。そう言う意味で言うと祭日の日がその年々で変わるのは過去の思い出を語る機会を無くしていて、単に休日を連休にしているだけのようで楽しくないです。

リピーターの皆さんはどのように考えられますか。良ければご意見をお聞かせ下さい。