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Apr 26, 2020

4月 活動報告

【排便に関する取り組み】

食物繊維(ファイバー)の摂取による過去2年度分の排便状況(排便日数と排便量)を追跡調査しました。その結果、排便日数はほぼ変化はみられませんでしたが、排便量は増加しました。対象者2名は、5日以上排便がみられないこと(便秘傾向)があります。

ちなみに、ヒトの消化酵素で消化されないオリゴ糖や糖アルコール、難消化性多糖を難消化性糖質といい、そのうちの多糖類を食物繊維とよびます食物繊維には、比較的発酵されやすいもの(おもに水溶性食物繊維)と、発酵されにくいもの(おもに不溶性食物繊維)があります難消化性糖質は、小腸で吸収されず腸内細菌の発酵により、短鎖脂肪酸などに変えられますオリゴ糖や食物繊維は、腸内細菌の働きを活発にしておなかの調子を整え、下痢や便秘を予防・改善します。また、血糖値の急激な上昇や、血漿コレステロールの上昇を抑える働きがあります

以上の点を踏まえて、ファイバーの摂取により便秘の解消にはつながっていません。ただし、排便量が増加したことから、腸内環境が整い、排便しやすいからだになったと考えられます。今後も排便に関する取り組みを継続して、新しいことにも挑戦していきたいと考えています。

 

来月の重点取り組み事項

【排便に関する取り組み】(4月~6月)

  • 服用している下剤やケアについて
  • 食物繊維の摂取