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Jan 25, 2022

昨日『ライフ』の研修を受けて・・・

令和4年1月25日

今年度の介護報酬改正により導入された加算である『ライフ』の研修を全国老人福祉施設協議会の協力を得て岐阜県老人福祉施設協議会が主催して開催されました。講師の方は一人は特養部会長だったので話を聞いていて「よく勉強されているな」と思い、私自身の理解不足に反省しきりでした。それ以上に杉和会理事長である私にとって問題なのは(ライフの加算については現場サイドが頑張るべき事なので)後半に話をして頂いた楠本先生の方だったのです。

と言うのは、楠本先生はトランスファーの視察に何度か本部施設に来て頂いていて熱心に勉強されて、尚且つ、現在は和(なごみ)の施設長である吉澤施設長を伴い鹿児島県まで研修に招かれて楠本先生の施設まで行かせて頂き、びっしりと研修をさせて頂いた時も主体的に施設内の事をやられていたのを記憶していたのですが、先般このコラムで書かせて頂いたように、当法人でのトランスファーは形骸化寸前なのに、楠本先生が講義の中で「岐阜県の優・悠・邑でトランスファーを学びロボットとの融合によって介護がより効率的に出来ている。」と言われた時には、楠本先生に頭をガツンと殴られたような気分になりました。

何事もそうなんですが、思いがありその事を理解している時には頑張って継続出来るのですが、その継続の必要性が分からない者が出てくると大切な事が抜けてしまい必要性がいつの間にかどこかに行ってしまう。当法人のホームページを開くとトランスファーの動画もしっかりとのっているのに・・・。今の現状は過大なお知らせになっていると言わざるを得ない。本日も和(なごみ)の吉澤施設長と打ち合わせをして、トランスファーの再構築の為の打ち合わせをしました。先ずは、幹部職員に洗い直しの計画を提出してもらう事から始めなければいけないとの意志統一をしました。ただし、あれだけ一生懸命に出来ていたものがいつのまにか無くなっている。つまり、ベットの所に入居者さん、利用者さんの身体状況や介護の仕方が明記してあったものが忽然と消えてしまった事が不思議で吉澤施設長に確認すると全て私の怠慢だと理解しました。

と言うのは、私自身が現場に行けない状況の中で一時大学を退職された方に委ねた時期がありました。その時にベットに個人情報を提示しておくのは駄目ではないかと指摘を受けて外されてしまい、外した後の代替案が示される事なく今に至っている状況だと理解しました。委ねた先生に任せきっていたことに対して自責の念でしかありません。私がその事を理解していたら(過去には遡れないのですが)全て剥ぎ取る事はせずに個人情報だから困ることのみ削除したのに、「トランスファーが形骸化している」と感じた今、後悔しても遅い・・・。

いやいや、リピーターの皆さん。必ずや吉澤施設長の協力を得て、改めて全国に発信出来るものを構築して、職員のモチベーションも上がる形にしていきますので、その報告が出来るまで時間的猶予を下さい。