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Oct 23, 2014

「平成26年度岐阜県老人福祉施設協議会西濃支部実務者研修」

今回の研修は、「施設の中で中間管理職として必要なコミュニケーション能力や組織適応能力などを学ぶ」というものでした。
社会とは何か、という問いから始まり、グループごとに別れ意見を出し合い考えました。行き着いた答えは「社会=色々な人の集まり(雑多)」でした。その雑多な中で生きていくための能力とは何か。考えた答えは、①ルールを守る ②意見を言う ③意見を聞く ④折り合いをつける ⑤恨まない、でした。その社会を自分の施設に当てはめて考えるのですが、確かに5つの条件は必要だと思いました。勝手なことばかりしていたら仕事が進まないし、意見交換をしなければ、情報も伝わりません。そして、なるほどと思ったのは、⑤の恨まない、というものでした。ここが難しいところですが、何か問題があった時に、その人を恨むだけでは問題は解決しません。どうすれば物事は進むか。一つの考え方として、「参加」―「責任」―「行動」―「喜び」―「達成感」という話がありました。この感情を作り出すにはリーダーの存在が必要で、リーダーが何を考えているのか、どうやって決めたのかが明確でなければなりません。リーダーのやっている事が見えれば、みんな納得してやってくれるのだという事が分かりました。
組織とは、という問いがありました。答えは①集団 ②目的 ③役割 ④統合です。これを再び、施設に当てはめてみると、
①集団は、二人以上の人間の集まりです。
②目的は、安心、安全な生活が出来る。自己決定、自己選択が出来る、などです。そして、目的にはもう一つの意味があり、一つは組織の目的、もう一つは個人の目的です。この組織と個人の目的が一致するのが一番望ましいのですが、なかなか難しいのが現実です。しかし、それに向けて我々が働きかけていかなければならないのだと思います。
③役割は、我々の仕事の本質とは何かという意味で、①の目標を達成する事だと思います。
④統合は、リーダーの役割です。上から下へ、下から上へとそれぞれきちんと報連相が出来ているか、お互いの信頼関係が重要だと思います。そして、リーダーには「判断=権限=責任」があるということです。自分にどんな権限があり、どんな責任があるのかを考えさせられました。自分の判断で何処まで出来るのか、分からなければ上司に聞く必要があると思います。また、自分も他の職員から聞かれる事があると思います。その時にきちんと答えられるか、色々考えていきたいと思います。
今回の研修は、分かりやすく内容の濃いものだったと思います。今後、職場で活かしていきたいと思います。