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May 18, 2017

中堅介護職員研修 第一回目

新館一階 大口幸太

5月12日、特別養護老人ホーム優悠邑和合にて「中堅介護職員育成研修」の全十一回の第一回目がありました。第一回目のカリキュラムは「介護教育の基礎知識」で、内容は「介護教育に必要な基礎知識と技法を学ぶ」を参加さして頂きました。

研修内容は、以下の内容を学びました。

中堅介護職員として、仕事の不満などを、人や環境のせいしてはいけない。「人を変えることはできないが、自分を変えることはできる」、自分を変えるためは、介護の専門性を高め、技術や知識、心を学ばなければいけない。

新人職員を指導する時に、その指導に対して根拠や理由があるのか確認しなければいけない。指導する時は「なぜこうなるのか?」「なぜこうするのか?」根拠や理由を示せば、指導を受ける側も納得ができ、理解や方法の習得が早くなる。また、その根拠や理由は、常に新しいものでなければいけない。今、自分が持っている知識やスキル、介護の制度が、新人の頃や学生時代に学んだものだった場合、新人に対して時代遅れのものを教えることになる。そうならないように、指導者として、常に新しい介護の制度や、知識、スキルの情報を手に入れ、勉強しなければいけない。

介護教育とは「介護を教え育む」ものである。介護のすごさは「人を見るプロ」である。よく観察していることにより、利用者様の変化に気づけている。それは教育の場面とよく似ているところあり、介護のプロは、育成のプロになれる。日本人は思いを言葉にしない苦手である。しかし、言葉にして伝えなければ、しっかり教えることができない。そのためには、対話力、伝える力が必要になる。新人職員や部下を教える時に、利用者様と同じ目線で関わり、対話力、伝える力を使って「本人の可能性」を引き出し伸ばす。

「質問力」「スピーチ力」「説明力」をグループワークで行い体験しました。

「質問力」とは、相手に気づきをもたらすことで、相手に原因をみつける力を養う、教育技法である。相手に漠然とした質問をするのではなく、相手に的を得た質問をすることが大切であることを学びました。

「スピーチ力」とは、相手の心を動かし、リーダーシップ図る教育技法である。相手に話す言葉一つで、相手はプラスになったり、マイナスになったりする。相手にとってマイナスのっことを、少しした意識した言葉でプラスに変えることができる。そのために、「スピーチ力」は必要であることを学ぶ。

「説明力」とは、相手に根拠を持って説明することで、相手に理解と気付きを促す教育技法である。そのためは、相手を理解することと、同時に自分を理解する「自己確知」が必要であることを学ぶ。「自己確知」するために分析ノートを使用する方法があることも学びました。

課題(問題)解決するにあったって、課題(問題)の本質的な原因を見つける作業として「なぜ?」を3回考えることが大切である。その作業を行い、「見つける力」で原因の明確化、目標設定をし、具体的で明確な行動設定を行い、実践を行う。課題(問題)に対して行動をすることで、仕事へのやりがいや魅力につながること学びました。

次回のカリキュラムは「アセスメントの技法」で、内容は「介護職員の現状を客観的に把握するために必要な基礎知識と実践方法を学ぶ」です。

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