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Jun 17, 2017

中堅介護職員研修 第二回目

新館一階 大口幸太

6月9日、特別養護老人ホーム優悠邑和合にて「中堅介護職員育成研修」の全十一回の第二回目がありました。第二回目のカリキュラムは「アセスメントの技法」で、内容は「介護職員の現状を客観的に把握するために必要な基礎知識と実践法を学ぶ」を参加さして頂きました。

アセスメントとは、介護分野では、利用者が何を求めているか正しく知る事、そしてそれが生活全般の中のどんな状況から生じるかを確認する事。つまり、その人を知ることである。

人は、「心」「技」「体」の3つの構成要素があり、それを知り理解することが大切である。介護職員の構成要素として、主訴や基礎情報、介護技術状況などあるが、特に生活歴が重要になる。問題を解決するために必要だと思われる情報を得ることが大切である。

「介護教育におけるアセスメントとは、なぜ○○なのか根拠(データ)をもとに分析し、明確に説明できることある」そのために、その人を知ることである事を学びました。

その人に合した教え方の方法として、指や腕の組み方で、情報をインプットする(理解する)時や情報をアウトプット(表現する)時に、右脳・左脳のどちらかの脳を使って捉えているかによって、その人に合った教え方があることを学びました。

アセスメントに必要な技法の一つとして「面接技法」がある。面接技法=コミュニケーションスキルであり、コミュニケーションの類型は言語的と非言語的に分かれる。特に、非言語的コミュニケーション(声の抑揚・目線・表情など)は無意識にやっていることが多いが、意識化することが大切で、これをたくさん使うことで、相手に伝わりやすかったり、印象づけられたりなどすることができることを学びました。「面接技法」の中で、マクロの技術(時間配分・話をまとめる・焦点化・場面設定)と、ミクロの技術(自己紹介の仕方・相づちの打ち方)がある。マクロの技術時間配分と話をまとめるは、特に大切で、会議など決められた時間の中で、いろんな職員の意見を引き出し、話をまとめられるか、リーダーや教える側の職員として必要スキルであることを教わりました。

アセスメントに必要な技法のもう一つ「スーパービジョン」がある。スーパービジョンとは、簡単にいうと教育、指導する人(スーパーバイザー)である。教わる側(スーパーバイジー)の悩みなどを、自分に当てはめて考え、自己覚知、自己洞察を深めることが大切である。スーパービジョンには、管理機能、管理的機能、支持的機能の3つの機能があり、支持的機能は教わる側(スーパーバイジー)を精神的に支え、ストレスを軽減させ、バーンアウト(仕事を辞める)を防ぐ、大切な機能がある。

「スーパービジョン」でスーパーバイザーは、スーパーバイジーの悩みなどの主訴を質問で返し、質問しながら相手に答えてもらい、相手の心の中にある答えを導き出し、具現化し次の行動目標を持たす役割を持っていることを学びました。

次回のカリキュラムは「アセスメントの事例検討」で、内容は「対象スタッフのアセスメントについて事例検討」です。