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Nov 17, 2016

全国老人福祉施設大会(石川大会)

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11月15日~16日と石川県金沢市で行われた「全国老人福祉施設大会」に行ってきました。

1日目は、いしかわ総合スポーツセンターで開催された開会式典に出席しました。

参加者、2,500名あまりで、厚生労働省、老健局の方から行政報告と基調報告を受けました。

2日目は金沢都ホテルで「低所得高齢者の住まい~社会扶助・介護保険のはざまで~」の分科会に出席しました。

分科会の中でNHK報道局社会部記者の久米兵衛氏から年間、未遂も含めると、介護殺人が138件起きているという話を伺いました。138件ということは3日に1回は起きているということです。また、それは、介護を初めて1年以内の人が26%、3年以内の人が53%だそうです。どちらかというと長い間介護をしていて、介護者も疲れ果てての行為かと思っていたので、意外に感じました。

また、介護者4人に1人が、「自分も一緒に死んでしまいたい、又は介護者を殺したいと思ったことがある」と答えたそうです。この数字からもとても遠い世界で起きているまれな事、と捉えるわけにはいかないことだと感じました。

日々、事務室で受付業務をしていると、お申込みにみえたご家族さまが、介護の大変さを訴えていかれます。どなたもなんとかその大変さを理解してほしいと思って、一生懸命あれこれとお話しされます。

つい、皆さん一様に訴えていかれるのでそれに慣れてしまっていますが、今回の研修で、そのご家族さまの中にも切羽詰って本当に苦しい思いをしておられる方もいらっしゃるのかもしれないと思いました。

どんな形でお力になれるのか、その具体策についてはまだ模索中ですが、まずはできるだけお困りごとを丁寧にお聞きし、ほんの少しでも楽になって帰っていただけるような受付を心掛けようと思いました。