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Jan 30, 2017

平成28年度 岐阜DCATビギナー研修

平成28年度 岐阜DCATビギナー研修 参加報告

食事・栄養管理係長 若園貴宣

1月27日(金)13時~17時にかけて、羽島市ふれあい会館2階地域ふれあいスペースにおいて、平成28年度岐阜DCATビギナー研修が開催され、参加したので報告します。

1、岐阜DCATの仕組みと活動内容について

岐阜県健康福祉政策課の方より、岐阜DCATの説明がありました。災害時に避難所において、高齢者や障がい者、児童の方々が十分な支援を受けることができるよう、日ごろ福祉にかかわる従事者の中から支援チームを構成し、支援活動を行うもので、岐阜県が主体となり、岐阜県老人福祉施設協議会もその構成する団体の1つとなるとのことでした。リーダーを筆頭に5人で班を作り、3日~1ヶ月以内をめどに一般避難所、福祉避難所に派遣され、活動を行うそうです。研修は、今回私が受けたビギナー研修に、ミドル研修、アドバンス研修があり、徐々に実践度合いが高くなっていくそうです。

2、社会福祉施設における大規模災害研修

びわこ学院大学の烏野猛教授から、「社会福祉施設における大規模災害研修」というテーマで話がありました。DCATについて掘り下げた話ではなく、それ以前の問題として、私たちの施設が災害に備えてどのような対応が必要なのか、東日本大震災で起こった問題点を振り返り、それに関する裁判の判決も照らし合わせた説明を聞きました。具体的には、これまでは冬季の災害が多かったが、夏季の災害にも注意し、食中毒や飲み水も腐ることを知りました。またライフラインの中で、電気が最も重要であり、携帯電話やカーナビを使用したテレビの視聴が、情報の質としては最もいいものであることを教わりました。他にも、電気が復旧してからの10分間の間の通電火災に注意することが必要、災害マニュアルは、災害内容ごとに分けて作るのではなく、ライフラインごとに対策を練ることが必要なことを学びました。栄養士の視点では、非常食についても保管場所や使用方法を他の職員にも周知させておくことで、緊急時にも食事提供が可能なこと、冷凍庫⇒冷蔵庫⇒非常食の順で、消費しておけば無駄なく、効率的に食材を利用することができるなど、実践的な知識を得ることが出来ました。

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