2020年度の流しそうめん報告

令和2年7月28日、29日、30日の連日で開催しました。例年であれば、7月7日の七夕あたりで開催しているのですが、今年はコロナ禍で流しそうめんの開催を躊躇したため開催するのが遅くなりました。しかし、今年は梅雨が明けるのが遅く、今年の7月上旬は九州で豪雨による被害、この地域でも連日の大雨でした。そんな環境の中で開催しても利用者様に、美味しく・楽しい流しそうめんの提供は出来なかったと振り返りながら感じました。コロナの影響で日にちがズレたことは本当に良かったと思います。しかし、毎年は食中毒に注意して対応すればいいところ今年はコロナにも注意しての対応。極論は、全てにおいて清潔ということ。利用者様の手洗い、職員の手の清潔、テーブルなどのアルコール消毒に注意して取り組みました。

利用者様の反応は、とてもいい感じでした。流しそうめんの竹を見られて、「こういう本物の竹を使用してやってもらうことが嬉しいんやおね。」と他者に話される方、「ちゃんと竹の骨まで取ってあるな。」と感心される様子が見られました。

参加中の反応は、普段の様子とは真逆のことが起きていました。普段は、動作がスローな方が前方の方が取り損ねたそうめんを瞬時に取られる姿。少しでも面倒くさいと感じられると諦めてしまう方が、そうめんをすすることを苦戦されるも最後まで諦めずに取り組まれる姿。落ち着きなく過ごされる方が、流しそうめんに参加された際には、1人で黙々と食べられる姿が見られる。何事にも消極的な方が、周りの方が流しそうめんに行かれることで「私も、流しそうめんに連れてって。」と職員に訴えられる姿。そして、コロナの関係で1回の参加人数を4名までで対応したため、例年よりも回転が悪くなってしまったことで、職員から声をかけられるのを表などには出されなくても気にされてみえる感じが見られ、声をかけさせてもらった時には満面の笑みで返事される方もみえ、いざ参加された際には多くの方が椅子から立ち上がって必死にそうめんを掬い上げようされる姿が見られました。去年はデイサービスを利用されてみえなかった方が口を揃えて言われることは「流しそうめんをさせてもらえるなんて思ってもいなかた。」と参加後に言われながらフロアに戻られる方が数名みえました。

食中毒やコロナなどが発生することなく、無事に終えることが出来ました。吉澤さんと、流しそうめんの状況を見られながら手伝ってもらえた水野相談員に感謝して、流しそうめんのレポートとします。