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Nov 3, 2022

『前文』

令和4年11月3日

私は学生時代にショートショートの神様(私はその様に思っています。)星新一さんの本を好んで読んでいました。私が読書に目を向けたのは中学2年の時ですから決して早くないのです。そのきっかけは然り気無く「ああ、無情」と言う分厚い表紙の本が置いてあり何と無く読み出して次々に変わる展開に一気に読んだのを今でも覚えています。「スミマセンです。いつもの悪い癖で『前文』なるものは短いものなのにだらだらと書いています。」そこで、結論を一言。「今日は短いのを沢山書きます。(だらだら書いて落ちが短い手法は井上ひさしのようですが、そんな良いものではありませんか)

『影』

本日はアラームの4時25分からてきぱきと行動が出来て、仏壇でのお参りを終えて外に出たのが5時25分で、外はまだ真っ暗な状態。だからなのでしょうか、街灯の灯りがいかにも明るく感じました。そして金剛杖をつきながら歩いているとしっかりとした私の姿を影が表現していてくれるのです。歩いているとその影が街灯の位置が変わる度に歩く前に映ったり、後ろに映ったり、或いは横に映ったりして、どうでも良いような事なのですが楽しかった。

そして『影』の決めうちは、本堂でお参りをしている時に私の影以外にもう1つの影が。思わず後ろを振り向くと、いつもは大抵私が幸福地蔵菩薩様でお参りをしている頃に妙応寺のお参りを終えた方にご挨拶をしていたのですが本日は私の後ろで手を合わせてみえたので正面にいた私は左側に寄ってから再びお経を再開しました。もしも影に映らなかったら私はとても失礼な事をしていた事になるところでした。

『10時30分から面接です』

専門学校を来年3月に卒業するいわゆる『新卒者』の方の応募です。しかも、地元の方だとわかり本当に最高の気分です。本部施設を開設した平成10年及び新館を事業開始した平成16年の時には新卒者の採用をいくらでも選べる様な状況がありましたが、今は新卒者の応募自体が殆ど無いのが現状です。それは、介護職に対するイメージが一般的にあまり良くないからだと理解しているので、当法人ではホームページで色んな記事を載せる事によって理解して貰える様に配慮してきた成果かと思っています。

10時20分には緊張した面持ちでやってきました。予定より少し早かったのですが、新卒者には記述能力と思いを理解する為に400字の原稿用紙に2枚程度課題を与えて書いて貰います。今回の課題は『介護職として目指すもの』と言う題で書いて貰いました。作文を読ませて頂き簡潔に尚且つ目標とすべき事もしっかりとまとめられていました。そして直接の面接の時もはきはきと答えられていて好感度は間違いなくよかったし、面接者からの質問として施設見学がしたいと言うのも納得がいきました。

私は理事長として即決したいと考え、施設見学後に感想を聞いたあと、内定を確約しました。その時には本当に嬉しそうな表情をしてくれたのを頼もしく思った次第です。面接の最後には本人が書いた作文のコピーを「実際に仕事をしていてたまにはこの作文を読み返すと良いと思います。」と手渡しました。玄関で見送ったあと直ぐにハローワークに採用したと言う返事をファックスで送信すると共に内定通知書を水野相談員に作成して貰い、理事長印を押してから彼女が大きく成長してくれる姿を思い描いていた次第です。

リピーターの皆さん。『ショートショート』と言いながらも、書きながら「決して短くないし落ちもないな。」と思いながらも「本日は3編書きました。」と居直っています。どうかご理解下さい。