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Sep 10, 2022

『堂々と生きる 自分に嘘をつかぬこと』

令和4年9月10日

朝の妙応寺の本堂の大谷徹弉師の日めくりカレンダーの言葉です。その言葉を見た瞬間に自分の生き方は家族や回りの方々に迷惑や心配をかけながらも、自分のしたいことをさせて頂く幸福に恵まれている事に改めて感謝です。

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確かに自分のやりたいことを貫き通す為に胃に穴が開くのでは無いかと思うような状況は何度かあったはずなのに、その都度大変さを切り抜けて今があるとしみじみ思っています。確かに今も昨年4月に事業開始した盲養護老人ホーム優・悠・邑    和(なごみ)の稼動が思うに任せず大変な状況はあるものの、職員さん達はその事をよく理解してくれているので、入居者さんの笑顔にはいつも救われながら今に至っています。勿論、最近にも帯状疱疹で痛い思いをしたり、無呼吸症候群でシーパッブと言う機械を夜は装着しなければいけなかったり、ステージ2の癌が見つかり12月から放射線治療をしなければいけないと言う事で考え方によっては『悲惨な状況』と言う事になるのかも知れませんが、お酒も食事も美味しいし、朝のお墓参りとウォーキングも元気に行けているのだから自分としては現代の医療を信じながらではありますが、健康な毎日だと思っているのです。

さて、本日は仲秋の名月の日だとの事です。午前中は関ヶ原診療所で血液検査をしていただいての健康管理をしっかりとして、昼からは仲秋の名月を入居者さんに楽しんで頂く為にすすきと萩を取りに行き、里芋と団子を手配して皆さんと楽しみたいと考えています。毎日毎日与えられる使命があるのは本当に有り難い事だと思っています。(受診を終えて帰って来てからの報告です。)

血液検査の結果はお酒もこのコロナ禍でここ2年は飲みに行ってなくて、せいぜい我が家で週に2回程度缶ビール500ミリリットルを1缶あける程度で、我が家の食事を頂いているだけなんで当然ながら血液検査は良い数字が出ると思っていたのですが、肝臓の数値が悪いので主治医の先生から「家で美味しいものばかり食べているのと違うの」と言われたので「若山家の食事は決して贅沢なものではありません。」と言うと「どうして悪いのかなあ」と言われたので「考えられるとすると、先般患った帯状疱疹の治療として1週間飲み切りの薬を飲んでいた時にきつかったんで、そのせいかも知れません。」と言うと「様子をみましょう。」と言われて次回の予約をして清算を終えてから施設に行き事務所に入るなり開口一番「今日は中秋の名月だからすすきと萩を確保しに午後に行くぞ」と言うと、副施設長が私を交流スペースまで案内してくれて「吉田部長がこの様に飾ってくれたのを各フロアにしてあります。」との報告に「先を越された。」と思うと共に『日本の情緒や風流がわかる職員がいてくれた。』と本当に嬉しくなりました。

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先程も、本日からショートステイを開始された帰宅願望のある利用者さんが事務所に入ってみえたので「今日は中秋の名月で天気も良さそうなので、一緒にお月さんをみましょ。そう言えば職員が飾りをしてくれているので一緒に見に行きましょう。」と言って案内すると非常に喜ばれ、飾ってあった造花の葉っぱが落ちていたのを直して頂いたので、お月さんより先に お供えをしたお餅の様な小さなお菓子をお渡しして食べて頂くと帰宅願望は消えて「いつも迷惑かけてすいません。」と言われて居室の方に行かれました。

リピーターの皆さん。私の出来る事はこんな事なのですがこれも多職種連携の一つだと思っています。当施設では急変時で無い限り「ゆったりと時間が流れています。だから一度施設にお立ち寄り下さい。」と言いたいところですがコロナ禍ですので今はその様には言えませんが、コロナが普通の風邪の様になったら是非お立ち寄り下さい。