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Jan 20, 2022

コロナ禍での2年に忸怩たる思いです

『3密』を避けた生活が強いられてほぼ2年の月日が流れました。前にもこのコラムでも書きましたが『家族力』、ボランティアも含めた『地域力』の協力が難しい中で『エッセンシャルワーカー』と言われる当法人の職員は入居者さんや利用者さんの為に色んな配慮をしながら頑張っていてくれているのに改めて『感謝』です。しかしながら、この2年の間に『家族等との面会についていろんな形で規制をお願いしてきました。例えば、面会の時間を15分にした時には「もっと長い時間にして貰えないか」と厳しい口調で言われた時には「私もそのようにしたいのですが出来ないんです。」と言いたいのを我慢したことが度々ありました。また、『リモート面会』にした時には、「しっかり話が通じない。」と言われたり、「久しぶりに面会をしたら私の事がわからないみたいなので認知症がひどくなったのではないか。」と言われたり、「施設としては出来るだけ頑張っているのに」と忸怩たる思いが募るばかりです。ボランティアの方々にも、2年近くご遠慮していただいた事によって、20年近くに渡って気付いてきた関係が切れたような状態になっているのは残念でなりません。また、本部施設の2大イベントである『夏祭り』と『クリスマス会』がここ2年は出来ていなくて、あんなに盛大に実施されていたイベントの事を知らない職員も増えてきて準備の大変さも入居者さんの素敵な笑顔も知らないでいるのも寂しい限りです。また、日頃お世話になっている方々に対してのお礼の意味を込めてのご招待も出来ないのも残念でなりません。クリスマス会を多くの方々と開催した最後の年(もちろん、再び開催出来る日は必ずしくるとは思いますが)に私は演歌歌手の山崎ていじと一緒に歌った時に勢い余って「来年は私が花魁の格好で歌います、踊ります。その為に明日から流し目の練習をします。」と言って、すぐさま、花魁のかつらあわせまでしたのに。それも叶わず・・・。毎年6月に実施している『供養祭』はかつてお世話させて頂いた方の家族にも来ていただき大勢で出来たものも、少人数でリモート中継しか出来ないし、9月に実施している『千巻経』は夏の四国の団参をした多くの子ども達も参加してもらったのも、少人数でリモート中継・・・。そんな中でも、職員は『密』になる所へ行かずに、それでいて入居者さんに出来るだけ多くの笑顔でいて欲しいと頑張っていてくれるので、早くにコロナの収束を見て本当に笑顔一杯の施設になるようにリピーターの皆さんも祈って下さい。蛇足的なお話ですが本日午前中に行われた盲養護老人ホーム『和』(なごみ)のお参りに引き続き行われた全体会での理事長の話の中で「入居者さん一人ひとりの方の物語が話出来るようなお世話が出来るようにして欲しい。」と話しました。本日、話した事を10年先に語ってくれる職員がたくさん出る事を祈りながら本日のコラムとします。(コロナの話から最後は随分かけ離れてしまいましたが、「いつもの事だがね。」とお許し下さい。)