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Mar 2, 2022

リッドを火葬して頂きました

令和4年3月2日

最近は動物のお葬式をして頂く業者さんも増えて、中には悪徳な業者もあるようですので、リッドを診て頂いていた動物病院の院長先生に相談して紹介して頂いた業者さんにして頂く事になりました。連絡をして昨夜18時に家に来て頂き、先ずはリッドを囲んで業者さんの話を聞きました。説明は丁寧で納得のいくものでしたし、こちらの意向を聞いて頂けたので業者さんの車まで私がリッドを運ぶ事になりました。家から車に運ぶ前に私がお経を唱えさせて貰いました。

眠るようにしているリッドを見ながら、20年の出会いが走馬灯のように蘇ってきました。玄関先でリッドを業者さんに預け車に乗ったリッドを見送りました。火葬には、おおよそ1時間30分かかると言う事だったので、その間、一生懸命に世話をした奥さんの話を聞きました。私はほんの最近から異常な位に仲良くなって、息をひきとる前日の朝まで私の顔の所まで来て私の足元で寝ているのを私の足でリッドを上げ下げして戯れました。業者さんから火葬が完了して玄関先に着いたとの連絡を貰い、玄関を開けると2つのトレイに白い布を被せたものを私が受け取り仏間に運びました。

布をどけるとあきらかに頭の骨だとわかるのが中心にあり、人間寿命で97歳になっているリッドなので、骨は殆どないと思っていたので、正直感動しました。業者さんは部位により綺麗に分けて頂いていて、先ずはしっかりとしていた頭の部分を私が骨壺に入れました。次に喉仏を奥さんが入れて、肩の骨は大型の猫だったのでこれまたしっかりとしたのを骨壺に入れました。あばら骨は意外に細かったのですがたくさんありました。脚の骨もしっかりしていて長かったです。

そして、頬骨を業者さんが取り出して、「顎のところに癌があったのでしょうか。癌であった部分は無くなっていますね。」と言われたので「1ヶ月前から食べることが殆ど出来なかったけど、その前から癌で食べ辛かっただろうに、よく頑張って食べていたな」と思うと新たな涙が出てきました。そして、業者さんが「これが尻尾の骨です。」と見せて頂いた時に「よく尻尾は動かしていたな」と思うとこれまたリッドがいとおしくなってきました。

最後にしっかりとした歯をお箸で摘まんで頂いた時に97歳にして立派な歯が残っていたと感心しました。業者さんの協力を得て無事に骨を骨壺に入れて、業者さんを玄関先で見送り、家の仏壇に骨壺を置こうとすると、奥さんが「みんながそろう賑やかな所に置いてあげたい。」と言う事で、食事をするところに若山家の写真が一杯飾ってある所に置きました。そして、私が出掛ける時には、「リッド行ってくるよ」と声を掛け、そして先程家に帰ってきた時にも「リッド、今帰ったよ」と声を掛けました。リピーターの皆さん。私の意外な面を本日はコラムにしましたが、私にもこんな面があることをご理解下さい。