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May 4, 2022

当法人の職員は素晴らしい

令和4年5月4日

本日未明に(午前1時21分)本部施設宿直者の五次部長からメールがきたので「緊急の連絡か」と直ぐに反応してメールを見ると、夜勤者職員が体調を崩したとの連絡で、「本館夜勤責任者に新館の方の対応をして貰うので早出の責任者に5時30分に少しでも早く来てもらう連絡をしたい。」との内容だったので「5時30分に業務命令のような事はしないで、何かあった時の対応の為に私が早く行くので、早く来るようにとのメールは止めて下さい。」との対応を電話でしました。

と言う事で朝4時31分のアラームでの行動開始はいつも通りだったのですが、パジャマのまま下に降りて行くのでは無く普段着に着替えてから1階に降りて行き、いつもの通り若宮八幡大神様と仏壇の水替えと蠟燭と線香を点け、若宮八幡大神様への祈願と仏壇での正信偈を唱えたのですが、ウォーキングマシンに乗っての般若心経をしてお風呂に入っていては施設に行くのが遅くなると考えて、正信偈を唱えた後は般若心経を1巻のみ唱えてから本部施設に行きました。(5時40分に到着)

駐車場に入ると2人の人影が・・・。犯人は(この表現はおかしいです・・・)その2人とは北島部長と水野係長で、2人で昨日湯がいたタケノコの処理をしてくれていたのです。私は凄い事だし嬉しい事だったのですが、ここは何か面白い事を言って感謝の意を伝えたいと思い咄嗟にでた言葉は「労働基準監督署ですが、こんなに早くからの勤務があるのですか」と投げかけると(悪戯を見つけられた子どものように)「今日は二人共に休みなのでボランティアをしています。」と答えたので、私は滅茶苦茶嬉しい気分になりました。

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今の世の中には権利主張を前面にだす方が多くいる中で、正に私が児童養護施設の指導員をしている時にその当時の理事長さんが禅宗の高僧でその方の教えの中で一番印象に残っていた『陰徳』そのものだと思った次第です。2人の行為は「入居者さん、利用者さんにタケノコご飯とタケノコの味噌汁を食べて貰って喜んで貰いたい。その為には昨日湯がいたタケノコの処理をしておかなければ」との思いだったと思います。但し、私が5時40分に施設に来るのは2人にとって想定外だったと思います。私が10年程前にいろんな事を教えて頂いた故中村博彦参議院議員(前全国老施協会長)のお言葉の一つである『労を惜しまず』そのものだとも思いました。

施設では、施設内を回りながら気が付いた事をメモしつつ入居者さんと楽しく会話したり、1人少ない中で頑張ってくれた職員にも声を掛けながらの楽しい時間でした。その中で入居者さんの一人から(元高校の校長先生)「理事長さんが施設内を回ると引き締まった空気が出来るからちょくちょくして下さい。」と言われて「そう言えば朝一で回る事を最近は出来てないな。」と思いながら施設内を2巡しての歩数を確認すると4500歩を超えていたので、「時にはウォーキングマシンではなく施設内を歩くのも意義があるな。」と思いました。

そんな事を考えて6時過ぎに本館2階に行くと2階の責任者が本来7時からの早出勤務なのに、多分五次部長からのメールを見て自主的に来てくれたのだと思いますが、  自ら状況を判断して来てくれたことにも嬉しさを持ちました。リピーターの皆さん。当法人はそんな施設なのです。不充分な所はありますがこれからも日々成長して行く施設ですのでご支援宜しくお願い致します。