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Sep 20, 2021

施設への私の思いを語ります

今までに施設の建設を4回させて頂きました。それぞれに色んな思いで造らせて頂きましたが、揺るぎない思いの一つに『祈りを形にする』があります。

初めて着手したときの本部施設本館の時には「日本の住居の中心には仏壇があるべきだ。しかも70人の方住まいの中心に置くのであれば誰もが素晴らしいと思って頂けるものにしたい。」と考えて長浜で仏壇店を経営している滋賀信行会の内藤会長(40年来のお付き合いです。)に相談して浜仏壇を基本に置いた三方開きで、仏壇は暗いイメージがあるので敢えて仏壇の発想にはないステンドグラスを天井と両サイドに入れて貰う事にしました。ステンドグラスを導入したのは長浜にはガラス細工で有名な黒壁館があったからです。

そしてその当時の設計士の計画では仏壇のスペースは一軒の幅だったのですが敢えて一軒半にして頂きました。ステンドグラスで天井には西国浄土に登って行く龍を両サイドには古式豊かな楽器を作製して貰い欄間には多くの仏様を刻んで貰う事にしました。内藤仏壇店にとっても初めての試みで二人で出来上がるのをワクワクしながら待っていたものです。

しかしながら、内藤会長も私も若かったんだと思います。と言うよりも世間知らずだったのだと思います。だってその当時の我が法人には支払い能力がないなかで夢の中の出来事のように突き進んで行ったのです。(もちろん何年間かかってですが払いましたよ。ただし、大名商売の内藤会長ですので利息はなしでしたが。いやいや太っ腹な内藤会長だから理解して頂けたのです。)

新館の建物は岐阜県で2番目に出来たユニットで4ユニットにそれぞれ静慈圓大僧正の書を入れさせて貰い、私たちが考えた独創的な仏像を彫り物の里の丹生で作って貰いました。

和合の施設には大垣にちなんで京都の新進気鋭の作家軍団に1週間かけて『水龍』(大垣は水の都なので)『養老の滝』(広い意味で大垣と考えて)『大垣城』を壁一面に描いて貰い、その正面に仏壇を設置して、仏壇の背に曼陀羅を掛けさせて頂きました。(地元の企業からの寄付です。)

そして、先般のコラムで紹介しました和(なごみ)には静大僧正の書をいっぱい設置してある次第です。

今、本部施設では敬老週間の真っ最中。その、敬老週間の最後を飾る企画として『千巻経』をさせて頂くのですが、毎年の企画とは言え千巻経を皆さんで唱えた後はいつもいつも『清々しい気』で施設が包まれるように思います。

本日は『薔薇風呂』の企画があるので、私は朝一で神戸で薔薇を栽培されている所へ薔薇を頂きに行きました。薔薇を車に運びながらワクワクしてきました。施設に着くと車の所まで水野相談員が運びにきてくれて水野相談員のワクワク感が伝わってきました。早速玄関ホールで薔薇を分けるために幹部職員が集まってきて、またまたワクワク。こんな時の会話はたまりません。薔薇でこれだけのワクワク感だから明日は明後日の為に松茸が10キロが15時頃にきますので、この時のワクワク感は想像を絶します。リピーターの皆さん。この気持ち理解して下さい。

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