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Jul 25, 2020

早朝5時55分に施設からメール報告がありました

このような時間でのメールでの報告は何らかのアクシデントが起きたのだと思いつつも、「携帯への直接の連絡ではないので緊急性は少ないな」と思いながらメールを開けると『5時15分に入居者さんのトイレ誘導介助の時、衣服汚染を発見したので衣服を取りに職員が行っている間に自力で立ち上がろうとされて尻餅をつかれたが今のところ外傷も痛みもない。』との報告に私は直ぐにメールで『このようなケースに対して今後はどのように対処するのか』と送信しました。

そして、このケースの中に内在しているものは何かと考えてます。(時間がないとついついスルーしてしまいそうなケースですが今朝は心身共に余裕があるので)先ずは私が疑問に思った事を宿直者の北島部長に投げ掛けました。

『①トイレ誘導時に汚染されている事に気が付かなかったのか。②おむつをされている方の汚染と言うのは正確におむつがしっかり当てられていなかったのか』と。

それに対して直ぐに宿直者の北島部長から返答がメールできました。(私がこのコラムを携帯で打っている最中に)『トイレ誘導時には本人がおむつの中を触られて汚染されている事に気付きながらも便座に座られてから着替えを取りに行ったので見守りが出来ていない時間を作ってしまい事故につながった。』との報告を受けました。

確かに現象的な報告としてはそう言う事だとは思うのですが、もっと内在している問題を掘り起こすと色々出てきます。『①(当たり前の事ですが)どうして誘導が先になったのか。②着替えを取りに行くタイミングでの声掛けはどのようなものだったのか。③おむつに手がいくほどの状態でもおむつが替えてないのはどうしてなのか④予備の着替えを台車で準備する体制は出来ないのか。』今、思い付くだけでも4点出てきたのですが、北島部長とのメールでのやり取りは幹部職員にも同じものが送信され共有されているので近い内に何らかのアクションが起きると思いますが「理事長は現場の大変さも知らずに言いたい放題」と思う幹部は今の本部の体制の中ではいないと思うからのやり取りです。それは、『しっかりとした対応をする事が業務省力化につながる事を理解しているから』と噛んで含んで行って実践して貰っているから。それが、昨日のコラムで紹介した多くの職員が経験豊かで、失敗を糧に頑張ってきてくれた同士だと考えているからです。

私は杉和会の理事長になり18年。決して無理な拡大路線は展開してはこなかったと自負してます。そんな展開の中、職員の力量と地域のニーズに応えながらの展開をしてきました。確かに今までにも職員と向き合っていないと愕然となるような出来事もありましたが『一歩一歩確実に』をこれからも推し進めて行きますのでリピーターの皆さんこれからも宜しくお願いします。