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Aug 9, 2020

昨日、めっちゃ嬉しい連絡を頂きました

令和2年8月9日

8月4日から7日まで(実質3日間)施設の職場体験をした郡上の児童養護施設の高校3年男子が体験を終えてのお礼の電話と、もう一度12日から5日間の体験の依頼でした。電話を頂いたのは、送り迎えをして下さった指導員さんからのもので、帰りの車の中では「生き生きと体験した事をずっと話ししてくれて、あっと言う間に施設に着きました。」との事。指導して頂いている指導員の方も嬉しそうに話して頂けたのには私自身も嬉しくなりました。そして、「施設長にも参加して貰った報告会では書いたものも一切見ないで堂々としっかり発表してくれて嬉しくて涙が出そうになりました。」とまるで母親のように話されたのにはまたまた嬉しくなりました。私の思想の中には『一点突破の全面突破』と言うのがあるのですが、12日からの体験も上手くいき、次につながる様な仕組みを考えていきたいと考えています。

私はお陰さまで、今160人の職員が所属する法人であり、本部施設の敷地の中には1Kのアパートを20部屋も持つ組織の理事長として、「自分としては働きたいけど、今一勇気がでない」と考えている方の背中を押す為の一助になれば、38歳で児童施設の職を辞した時の思いの一つをようやく叶えれるのではと考え深いものがあります。先般岐阜労働局と岐阜県との共同開催で就職氷河期と言われている時代の方の救済策の為の会議があり、福祉団体代表で私が参加させて頂いた時に痛切に感じたのは、「提案されている対応の手法があまりにも縦組織になっていて横の連携が発想の中にない」と言う事に驚きを隠す事が出来ませんでした。

私が30年の間、思い描いてきたこととは、児童養護施設を退所したのに親の支援は得られず社会での活躍が許されずバーンアウトしているにも関わらず、支援がないままに立ち往生している状況でいる者に対して、就職のチャンスを与えれる横の繋がりの持てる支援組織を作りたいと考えています。『マッチング』の為の組織作りと言っても法務省、厚労省、文科省の垣根を取っ払う事は至難の技だし、何から手を付けて良いのやら。しかし、一人の人を手助けするのに領域にこだわっていたのでは何も進まない。だったら、出来る事から初めていくしかない。気が付いた者が気が付いた事をして行く事によって活路を見出だす事こそが肝要と考えています。もっと正直な事を書くならば「あんな清んだ目をした高校生を生かさないでどうするんだ」と言う気持ちです。大学時代の若き血が騒いでいます。『鉄は熱い内に打て』の格言通りに突き進みたいと考えています。

リピーターの皆さんもこの高校生にエールを。今度来た時には社会の厳しさの中の一つに『朝が弱い』等と軟弱な事は言わさんから。自分の道は自分で切り開く事の素晴らしさと大変さと達成感の喜びを理解できるように頑張らせたいと児童施設カリスマ指導員時代の血が騒いでいます。わくわくワクワク。