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Sep 21, 2021

昨日の敬老の日の岐阜新聞に思うこと

令和3年9月21日

見出しには『65歳以上最多3640万人』『総務省推計   総人口の29.1%』『働く高齢者4人に1人』『70歳現役時代到来へ』と見出しが躍っていて、私は「凄い状況なんだな」と思いつつ「考えてみたら私も68歳だからこの中に入っているのだ」と自重気味に思った次第です。でも、私が言うのも変ですが、私が小さい頃に60歳を越えている方をみると、いかにも『高齢者』と言う感じだったように思いますが。だってその頃の60歳は間違い無しに現役を退き『ご隠居さん』と言う感じだったように思いますから。紙面を読んでいて驚かされるのは、総人口の割合が日本が29.1%で断トツ1位でちなみに2位はイタリアの23.6%で、3位のポルトガルが23.1%なのであります。私の施設でも70代の方も多く働いて頂いているし、いやいや80代の方も何人かみえるな。私は「元気で労働意欲がある方は適材適所で仕事をして頂くべきだ」と考えています。

先般関ヶ原町の会議に出席していて、岐阜県の数値を下回った出生数値が資料の中に出てきたので「下回っている理由は何なのか」と質問したところ「子どもを産む適齢期の女性が少ないからおのずと子どもが生まれない。」との答えが行政側から返ってきたのには変に納得はしましたが、どうして、もっと早くから将来を見通した計画に着手しなかったのかと痛切に思った次第です。魅力ある地域の構築には色んな手立てが必用だとは思うのですが『住みやすい町づくりの構築』には何をすべきかの討論がなされないまま今に至ったとしたら残念でなりません。

私は常に「批判はどこからでも出来る。」と言っているのですが敢えて言わせて貰うとすると、今須にはかつて旧中仙道の宿場町が有りました。かなり前のコラムで『江戸時代は美濃路13宿の中で2番目に人口が多かった』と書いたのですが今はその反映の状況を知る者もいないしみる影もない。1つの現象として、今須宿の頃の本陣は私が20代の頃までは確かにあったのですが、そこの持ち主が遠くに行かれて関ヶ原町の持ち物になり、本陣を解体して月に何回も使用しない『生活改善センター』なるものに立て替えられたのです。つまり今須が誇る江戸時代からの宝を関ヶ原町の手で壊されたのです。確かに岐阜県知事さんの肝いりで『関ヶ原古戦場記念館』なるとっても立派な建物を建てて頂きました。関ヶ原町は確かに合戦の町として有名ではありますが江戸時代にそんな立派な建物が建っていたわけではないし、観光地としてそのようなものを望んでいたとも思えない。町の再開発には『住みやすい町つくり』のコンセプトをどのように描くかだと思うのですが。今となっては・・・。リピーターの皆さんはどのようにお考えになられますか。