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Nov 28, 2022

本日は本部施設において認知症の研修があります

令和4年11月28日

長野県松川市から認知症の指導者を招いて認知症の実践者研修もしくはリーダー研修の受講が終了している職員を対象に研修を行います。講師の先生は朝5時30分に家を出られて8時30分には施設におみえになったので「責任感の強い方だ」と思いつつ私の名刺をお渡しすると「すみません。名刺を持ち合わせておりません。」と言われたので、私の悪い癖で「名刺も持たずに挨拶するのは3流だよ。」と言ってから「これは、私の恩師のひとりの方の受け売りですから気にしなくて大丈夫です。」と言うと「確かにその通りです。」と返されたので「めっちゃ真面目な方だ。」と思った次第です。どんな研修も研修終了後の展開が始まってからがスタートなのに、受講しただけでその後の展開が無いのでは意味が無いにも拘わらずその様な展開の方が多いのが現実です。

研修に送り出す側は『費用対効果』を求めますがなかなか望んだ通りに行かないのが現実です。当法人は医療については嘱託医と何人かの看護師がいるだけの施設です。そう言う意味では『認知症に強い施設』を目指すべきであると共に『今日一日楽しかった』を確立したいとの思いで出来る手立てを講じています。その意味では今回の研修は『フォローアップ研修会』と言う事です。私は社会福祉法人杉和会理事長としてより良い施設にしていく為には『人材の確保と育成及び定着』が大切だと考えています。そこで、理事長として考えて実行してきた事をこの機会にまとめてみます。

先ずは「人材の確保が難しくなるぞ」と意識したのは平成18年から介護養成校の入学者が右肩下がりになり、外国人留学生を積極的に入学させてもまだ歯止めが効かない状況があります。そんな中で当法人は子育て支援として事業所内保育所を建設すると共にEPAによるインドネシア人介護福祉士候補生の導入も視野に入れてアパートの建設もしました。今では1Kではありますが20部屋を確保して古民家を改修して4人がシェア出来るものも確保しました。これによって外国人については特定技能及びインターンシップの導入も出来、中卒の職員も安心して働ける環境を作った事によって『確保』については今のところ順調に推移しているので『資質向上』に力を入れていく為の一環としての企画が本日の『認知症フォローアップ研修』と言う事です。今後驚異的に増える予測が立てられている認知症についての知識を持った展開は大切だと考えてのものです。

また、平成19年に全国老人福祉施設協議会による全国研修岐阜大会が開催された折り、記念講演でデンマーク在中の小島ブンゴード孝子さんのお話を聞いて腰に負担がかかりにくい『北欧式トランスファー』の話を聞いて「長く勤めて貰う為の一つの手立てだ。」と思った私は岐阜県内4ヵ所(高山・中津川・岐阜・大垣)に小島先生を招いて研修会を企画したり、本部施設に小島先生に来て頂いての研修をしたり、現在盲養護老人ホーム優・悠・邑和(なごみ)の施設長をしている吉澤施設長にデンマークの小島先生の所でホームステイをしながらの研修に派遣して全員がトランスファーが出来る体制を構築しました。

しかしながら、フォローアップ研修をしないでいるといつのまにか『持ちあげない介護』でないものの蔓延に、しびれを来してあらためての構築に努めている次第です。リピーターの皆さん、私は社会福祉法人杉和会理事長としてより良い環境を構築する中で『今日一日楽しかった』が常に言える状況にしたいと考えていますので今後共ご支援ご理解をよろしくお願いいたします。