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Feb 10, 2022

盲養護老人ホーム『和』(なごみ)の入居がままならない中で

夜中に目が覚めると寝むれない日々が続きますが、「入居しなければいけない方が本当にいないのか」と考えた時に私は「いやいや情報が無いだけではないか」と思えるような出来事に、『和』(なごみ)の経過をたどっていく中で思うのです。特に途中失明者の方のケースが多いように感じます。

事例をあげると、奥さんが要介護状態になり、両親共々の介護は大変だからと言う事で要介護3以上での特養入居が難しいので取り敢えず特養併設のショートステイを利用されたが、視覚障害の方の施設ではないので、施設が馴染めずショートステイを予定終了前に家に帰られたのですが、奥さんの認知症状が進んでいたためか、ご主人に今までにない言葉を投げ掛けられたのか全盲のご主人はその事を理解できず混乱して警察を呼ぶ結果となり、家での対応は難しいと言う事と家族が対応するのは難しいとの判断から警察の方が『和』(なごみ)に緊急的に連れてこられ緊急的措置から正式に当面は契約入居になったケースです。

確かに和(なごみ)にみえた当初は施設に来た理由もわからない状況に(ひょっとしたら、目が見えないので警察に連行されたと思われたかもしれません。)に混乱もありましたが、夕方には落ち着かれて夕食もしっかり食べられて夜もしっかり寝られて朝からは吉澤施設長に色々な事を話されて、その後の日々も落ち着いて過ごされています。

当法人の職員である吉澤施設長を誉めるのはいか がかとも思いますが、敢えて書かせて頂くなら、その方が入居された日は当然のように施設で夜から朝まで待機していたと報告を受けています。もう一つのケースはやはり全盲で地域でのトラブルが度々あり、行政が対応されたケースです。この方はいわゆる精神疾患があるにも関わらず薬を拒否されていて、地域で色々と問題を起こされていて『和』(なごみ)に依頼があり入居されました。精神疾患も病気の一つですので治療をすれば平生の生活を取り戻せると考えていた吉澤施設長はゆったりと話を聞いて治療に専念する為のサポートから始めて薬の調整も上手くいき、この方も今はゆったりとした生活をされています。2つのケースで断定的な結論は出せませんが『目に障害があるが故に混乱した生活を余儀無くされている』方は他にもあるのでは無いかと思いますが、大きな問題になることが少ないのは『活動的な生活を抑制されているのではないか』と感じているのは私だけでしょうか。視覚障害があったとしても、人としての『尊厳ある生活』は保証されなければいけないと考えています。地域であるいは家庭の中で問題もなく生活しているからそれでよしとはせずに、色んな観点で情報を得ながらの対応が望まれると考えています。私は地域で活躍されている保健師の方が積極的に地域に出ての情報収集をして欲しいと考えているのですがリピーターの皆さんはどうお考えでしょうか。ご意見を聞かせて下さい。