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Oct 6, 2021

礼儀について

令和3年10月6日

昨日のコラムで私を見送って頂いた時の素晴らしい対応について、最後に述べましたが、その時に『昭和初期の方だから』と書きましたが良く良く考えると『昭和初期の方だから』出来るのでは無くて『親の躾が素晴らしい』と言う事なのだと気が付きました。つまり、昭和初期の生まれの方なら当然その親は『明治時代の方』と言う事です。私は26歳で児童養護施設の指導員になり、その施設の理事長の奥様に徹底的に『世間の厳しい常識』を教えて頂き(時には不合理な事もありましたが)38歳で自分の道は自分で切り開くような生き方になり『相手を敬う事の大切さ』を考えて実践してきたつもりです。

そこで思い当たるのは、38歳から40歳までのスタンスと40歳以降のスタンスには大きな違いがあることに気付きました。38歳から40歳までの期間と言うのは自分で言うのは全く変なのですが敢えて言うと、全国的に名前が通る程の児童養護施設のカリスマ的存在だったので、何処に言っても大歓迎されて、メチャメチャ気分のよい生活でした。しかしながら、その時代は『霞(かすみ)』を食べているような生活でした。つまり、拠点がない『根無し草』でした。そんな時に何人かの方から「児童福祉に囚われず高齢福祉に身を置くのも選択肢の1つだ」的な事を言われて、私のステージを変えて頑張る事を決意したのです。

40歳からの生き方が直ぐに出来たわけではありません。児童福祉の世界では名前が通る存在でしたが高齢福祉の世界では全くの無名な存在。そんな私でしたが、何も知らない私を色んな意味で理解して導いて下さった多くの方々がみえたからの今だと思っています。そんな中で『相手を敬う事の大切さ』を色んな体験の中で身に付けさせて頂いたのだと思います。特に私がなんぼの者かもわからない中で色んなつながりの中で施設見学に行かせて頂いた時にはどこの施設でも、温かく迎えて頂き私の夢のような話にも耳を傾けて下さり適切な助言を頂けました。

さて、本日は東京から四人のお客様がおみえになります。当初は13時に本部施設におみえになる予定だったのですが、盲養護老人ホーム優・悠・邑   和の打ち合わせの為に急遽岐阜県高齢福祉課に行くことになり(全く有り難い事だと思っています。)13時を11時に変更させて頂いたので、おみえになった時の抹茶と羊羮の準備及び昼食は大垣の老舗料理屋のお弁当と果物を用意して尚且つ今朝になって汁物が無いのは駄目だと考えて私の奥さまかをり様に味噌汁を作って貰う事にして万全の体制で11時を迎えて頑張りました。職員も色々と協力してくれて助かりました。

お客様とは色んな話が出来て12時40分に盲養護老人ホーム優・悠・邑   和に移動して、先ずは仏間に案内して静慈圓大僧正の書を見て頂きその後吉澤施設長の案内で施設を見ていただき14時20分に見送りをしてから急いで岐阜県庁に吉澤施設長の運転で行き打ち合わせが終わり次第岐阜県福祉会館に移動して岐阜県老人福祉施設協議会のホームページの打ち合わせをしました。リピーターの皆さん本日も充実した一日に感謝です。