所在地マップ お問い合わせ よくある質問 在宅介護についての質問 個人情報保護方針 サイトマップ 
banner-mini
Feb 17, 2021

静慈圓先生のこと。

令和3年2月17日

昨日コラムで事前告知しましたが、静慈圓先生のお話をします。静慈圓先生との出会いは平成15年度事業で新館40床の増床を岐阜県2番目のユニットでさせて頂く事になり、新館に『祈り』のものを計画したいとの思いから滋賀信行会の内藤会長のお骨折りで各ユニット『喜・笑・天・結』のそれぞれのエリアに梵字を書いて頂いて、施設完成後の平成16年から毎年8月20日と日程を決めて毎年施設に来て頂き懇談の機会を持ってきました。但し、静慈圓先生が法印職を勤められ1年間高野山から下りることが出来なかった年だけは来て頂く事が出来ませんぜしたが。昨年はコロナ禍でしたが、感染対策をしっかりとり実施したのですが、その折り盲養護老人ホームへの想いを熱く語り、その想いのままに、静慈圓先生にお手紙を書き、その返信を頂きましたので決して手抜きのコラムでは無くリピーターの皆さんにも私の喜びを分かち合いたくて全文掲載させて頂きます。

静 静①

突然の手紙で尚且つぶしつけなお願いである事を先ずもってお許し下さい。

昨年8月20日に当施設に来て頂き静先生に仏壇にお参り頂き、その後恒例になった関ケ原駅前『末廣』での懇談から早5か月の月日が経過したにも関わらず未だコロナ感染症の終息に至らず、不要不急の毎日の中、施設に於いては家族等の面会についてはリモートでしか出来ず、外部のボランティアの導入は一切出来ない状態の中、私が導師役で行っている月1回のお参りは5ヵ所に分けて実施し、夏祭りやクリスマス会の企画も各フロアでの実施としています。職員たちが頑張ってくれている状況で、私も理事長として「頑張らなければ」との思いでハロウィンでは白のウエディングドレスを着て艶やかに?各フロアを闊歩したり、クリスマス会では、馬車に仕立てたリヤカーにサンタの衣装で乗り込み、各フロアの入居者さん利用者さんにプレゼントを配ったりして災い転じての思いで日々を過ごしております。

さて、本題に入ります。静先生との昨年の懇談の席でもお話させて頂いた岐阜県を含め4県(富山県、岐阜県、鳥取県、沖縄県)のみなかった『盲養護老人ホーム』の建設を岐阜県不破郡垂井町梅谷地区に計画し建て方が1月末で終了し、内装と設備が急ピッチで行われております。そんな中で、今回の施設に於いても『施設の中心に祈りの空間』を作りたいと仏間を設け中心に仏壇を設置して(内藤仏壇に発注しております。流石にステンドグラス入りには出来ませんが)その隣のスペースに床の間を作るのですが、その床の間に三幅の軸を並べたいと考えています。そこで厚かましいお願いなのですが、『目』『健康』『生き生き』に対する祈りの書或いは仏画を静先生にお願いしたいのです。私は「視力障害の方の気持ちに寄り添う」とは言ったものの本当の所は分かりません。しかしながら視力障害者であっても幸せを謳歌する権利はあり、より快適な空間を醸し出す為にも先生のご理解ご協力を得る事によって、より素晴らしい建物の空間にしていきたいと考えています。軸等については内藤会長の協力も得ていきたいとも考えています。

コロナ禍の大変な時ではありますが、何卒宜しくお願い致します。本来であれば、このようなお願いは直接お伺いすべきである事は承知しておりますが諸般の事情をお含み頂きご快諾頂ければ幸いです。何卒私の福祉に対する思いをご理解頂ければと厚かましいお願いですが、どうか宜しくお願い致します。

最後になりましたが、まだまだ寒い日が続きますがお体ご自愛下さり、益々のご繁栄を祈念しております。

追記

視覚障害者の施設なので、平屋の木造建築(床面積2700㎡)で80人(全て個室です)が入居して頂けるものにしました。現代社会は病気等で後天的な視力障害者の増加が見込まれる事から、厚労省老健局支援課長がわざわざ岐阜県庁高齢福祉課に連絡して下さり、一般養護老人ホーム50人分を盲養護老人ホームに変更する案が実現する事になり、正直資金面でも厳しいものがありますが、(将来的には必ずお役に立てると確信しています。)心身共に活動的に頑張りクリアしていきたいと思っています。