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May 8, 2021

5月15日号の週刊現代の中から

いつものように5時20分過ぎからウォーキングマシンに乗り、歩きながらお経をあげて、昨夜はお風呂に入れなかった(あまりに眠くて夕食はバナナとあられで済ませました。)ので、ゆっくり入り、頭を乾かしてから(丸坊主でもちゃんとドライヤーをかけるのです。)新聞を取りに郵便受けに行くと週刊現代が配達されていたので、ダイニングルームの椅子に腰掛けペラペラとページをめくっていて『萬屋錦之介   見得を切らなかったひと』と言うコーナーの最後に「人に気を遣うことは自分の感性を磨くことだ。気を遣わない人間は感性が磨かれない」の文字が目に焼き付きました。そして私自身の生きざまを振り返り大きくうなずいた次第です。

私は常に「気付きの多い職員(人間)でなければいけない。」と口酸っぱく言っています。その理由は気付きが多い事によりケアの充実が出来、職員(人間)としてのスキルも向上すると思っているからです。私は小さい頃、母秋江の異常なまでの愛情を受け、何もしないでも生活ができてしまうような毎日でしたので、正直『ぼーっ』とした生き方だったと思います。

そんな私が大きく変わったのは児童養護施設の指導員として勤務するようになってからだと思っています。26歳の9月から勤めだした私はその年の瀬の施設がある敷地内の大掃除をしている時に自分自身が何も出来ない人間だと知らされました。つまり、大掃除に参加しても何をどのようにしていけば良いのかがわからず、その当時の寮長の奥さんから機関銃で撃たれるが如く叱責されたものです。但し、その頃の私は「こんなに何も出来ないのだから怒られても当然」と思えるような『ボンボン』だったと思います。

児童養護施設の13年間は自分磨きの13年だったように思います。その13年の間に『相手を思いやる心』であったり、『何事も気付く事の大切さ』を徹底的に教えて頂いたと思っています。同じように見たり聞いたりは出来ても誰もが同じようには出来ない。それは感性を研ぎ澄ましていないから。この差は大きいと思います。

新規事業の施設長に任命した吉澤施設長は事ある毎に「電気を消す事」を職員に言っているのですが、この行為を「細かい事を言う嫌な奴」と思ったら駄目だと考えています。常に視野を広く張っていて電気を消すと言うのは単に経費の問題ではなくて、気付きの多い職員になって欲しい。と言う事の他にも、細かく節約をして、大きな事を成し遂げたいと言うメッセージだと言うことを理解してくれたら素晴らしい施設になると思います。本部施設が色んな物を使っていて、「これは便利だから使いたい」との声が聞こえてきました。でも、23年の歴史の積み重ねで出来ている事の良いどこ取りではなくて、自分達で考えて創意工夫の中から意見を戦わせて答えを出して欲しい。

リピーターの皆さんは私の考え方をどう思われますか。本日から建物の管理は当法人側がしなければいけないので、取り扱い説明を受ける作業に結構な時間がかかり、15時からは竣工式の打ち合わせを司会進行をしてくれる大倉幸子さんを入れて行い、打ち合わせの内容を施設に戻りパソコンでまとめました。

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本日も時間を有効に使えたので明日も頑張りたいと考えています。