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Jun 24, 2020

備えあれば患いなし

令和2年6月24日

新型コロナウイルスの広がりは少し落ち着いたように思われるが、決して「喉元過ぎれば熱さを忘れる」的な対応で大丈夫と言えることではありません。昨夜も本部施設の全体会で当法人の顧問の烏野先生から「20%、80%の考え方で対応すべきだ」との話をして頂きました。それは、「0%か100%ではいけない。」と言う事です。私も上手い表現だなと思いました。つまり、「全く何もしないか、リスクを気にせず通常通り実施するか。」ではなくて「リスクを想定しながらも出来る事を実施する。」との考え方です。「0%か100%」の考え方は何も考える必要はない代わりに「つまらない生活を強いるか、あまりにリスクを無視した考え方で余りにも無謀な考え方。」と言えるのではないかと思います。

しかしながら、何を持って20%なのかと言う尺度はないので、しっかりとしたリスクヘッジをしていく必要があると思います。さて、先般16日に「「施設内感染発生時の相互支援」についての検討会が岐阜県水産会館大会議室で開催され岐阜県老人福祉協議会としての考え方を提示させて貰ったのをたたき台にして、主管課の方で第2回の会議に向け作成されたのを見させて頂きました。その率直な感想は「岐阜県は本気で取り組もうとしている。」と思いました。と言うのは、私は全国で一番早く提案された福島県のプランを参考にして作成したのですが、補助金の考え方に応援職員を派遣する為に『賃金』『手当』『旅費』『宿泊費』『損害賠償保険の加入費用』等の補助と謳ってあったからです。当然と言えば当然の事なのですが、きっちり書いてあったのは素晴らしい事だと思いました。だって、派遣した施設に職員を出してなおかつ持ち出しがあるのは考え者なので。そこまで検討して貰えたのは良かったと思い、立案された職員にその事を素直に伝えました。

『備えあれば患いなし』の格言が有り、岐阜県は全国的にも早い段階で動かれた事を評価すると共に、岐阜県老人福祉施設協議会も会員の理解を得て協力できる事をさせて貰いたいと、岐阜県老人福祉協議会会長として思うと共に、新型コロナウイルスの第2波、第3波に対して施設長としても対策を講じなければと考えています。

昨日の本部全体会では改めて入居者さん、利用者さんの為にも「不要不急」の対応はして貰いたいとも話をしました。私はマジで新型コロナウイルスに罹った時に額に『コロナ』と出てきたらありがたいけど、そんな薬を開発する事は絶対に無理なので、改めて手洗い・うがいの徹底と必要に応じたマスクの着用(熱中症も怖いので)をしていきたいと思います。折角、家族への面会が若干緩和されたのに逆行するようなことにならないように、職員にも家族の方にも理解してもらいたいと思っています。